風景写真365

未だ見たことがない自然風景を求めて

冬の森

 

冬の森を歩く時、静けさに身を任せている自分に気付く。

 

詳しく説明することは出来ないが、それは普段感じる不安や煩わしさから離れた感情だ。

 

昨今の人達はテクノロジーに囲まれて利便性を享受しているが、人は自然の中でしか自分を取り戻せないのではないだろうか。

 

冬の森は虫や蛇など煩わしいものはなく、存るのは静けさだけだ。

 

時折雪の音や鳥の声が聞こえるが、それは自然の一部。

 

冬の森を歩く時、私は自然と完全に一体になっているのだ。

 

そのような中で、時折シャッターを切る。

 

それは私が美しいと感じ、誰かにそれを伝えたい時だ。

 

(撮影地:宮城県)